腰痛のためのコルセットの選び

腰痛がひどく、歩く際にも腰をカバーして歩く方は、腰痛用のコルセットをされる方も多いと思います。しかし、コルセットと一口に言っても、腰痛用をはじめ、美容(痩身)用や、猫背矯正用などかなりたくさん種類もあり迷われる方も多いのではないでしょうか?腰の痛みの為の3つの腰痛用コルセットについてご紹介します。

腰椎コルセット(腰痛コルセット)

腰痛コルセットは、コルセットの腰部分に金属やプラスチックの支柱が入っています。腰の骨(腰椎)を固定し、腹筋、背筋、腹圧に対して痛みを和らげる効果があります。腰の痛みが緩和するところを探しながら、肋骨を圧迫しないように腰痛コルセットを装着します。

※注意するべき点は、腰痛コルセットは、腰痛を治すものではないということ。あくまでも腰を固定して、腰痛を和らげるもので、長期間つけていると腰回りの筋肉が弱ってしまいます。ひどい場合は、コルセットなしで生活できなくなる可能性もあるので、気をつけたいものです。

骨盤ベルト(仙腸関節ベルト)

骨盤ベルトの構造は、骨盤(仙腸関節)の部分がゴム状のコルセットです。緩んでいる腰回りの骨盤が閉まる効果があります。骨盤ベルトをつける際は、立ちあがった状態で両足の踵を付け、90度開きます。その態勢で骨盤ベルトを腰回りの骨盤を巻き固定します。仙腸関節は上部と下部があるので、上部の場合はお尻の割れ目の少し上(画像A)、下部の場合は坐骨に付ける(画像B)位置が目安になります。
※注意するべき点は、腰回りの骨盤に歪みがあった場合、歪んだまま固定されてしまう点です。腰回りの骨盤に歪みがある場合は、しっかり矯正してからベルトを付けることを推奨します。また、靭帯修復には5~6週(損傷時は6~8週)かかります。最低でも左記期間はつけておくことも推奨します。

手術や骨折時(場合によってはギブス)

腰椎圧迫骨折の場合、肋骨コルセットを装着した方が腰の痛みを緩和する事があります。手術後などは医師の指示に従うことを推奨します。

腰痛やその周り用のコルセットは、あくまでも腰痛を緩和するための補助的な道具です。腰痛用のコルセットは、使い方によって腰痛予防や改善にも効果があります。しかし、つけ方やタイミングなど治療を正しく行われなければ効果半減、もしくは逆効果にもなります。腰痛の専門機関に相談し、自分に合った腰痛用のコルセットを探すことをおススメします。

カイロプラクティックによる治療

カイロプラクティックとは、骨格の歪みによる神経圧迫を解放するのを目的とした治療法です。腰痛や下半身の痛みにも効果的です。当院はカイロプラクティックですが、痛みを伴わない施術をおこないます。腰痛や足の痛みにおいて、適切な対処が症状改善につながります。腰痛や足の痛みを我慢するのではなく、まずは受診されることをお勧めします。お気軽にご相談ください。

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多くの方を悩ませる腰痛ですが、「腰が痛い」と病院や整骨院などに行き検査やMRIをしても、お医者さんから病名を特定されなかったという経験も多いのではないでしょうか?じつは、腰痛の85%は原因を特定できないともいわれています。腰痛になる原因はさまざまで、身体的な腰痛や精神的なな腰痛、もしくはその複合的なな腰痛まで、人によってな腰痛の出方も異なります。腰を安静にする、腰を温める、など各自での腰痛対処法があるかと思いますが、適切な腰痛対策をしないと悪化や、慢性化してしまいかねません。

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